ファレノプシスの遮光管理と自動化

ファレノプシスの遮光管理と自動化

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ファレノプシス編その5 
ファレノプシスの遮光管理と自動化

A 光の管理

ファレノプシスの栽培では光の管理が重要なポイントとなる。もともと半日陰で育つ植物だが暗すぎると花数が減り花質も悪くなる。強すぎると葉色も黄ばみ生育も悪くなる。
 適正な光の強さは1~4万ルクス位の範囲にあると言われているが、実際の現場でこれを維持するには通常二枚の遮光ネットを頻繁に開閉する必要がある。遮光ネットが固定であったりペイントによる遮光は、朝夕や曇天時の貴重な光まで遮光してしまう。

 理想的な遮光は四万ルクスを越えるような強光線は遮光して、それ以下の光は100%取り入れたい。要するに、強い光は葉焼けの原因になるので遮光したいが、一日の積算日射量は多いほうが良いと言う事になる。

ファレノプシスの栽培では光の管理が重要なポイントとなる。もともと半日陰で育つ植物だが暗すぎると花数が減り花質も悪くなる。強すぎると葉色も黄ばみ生育も悪くなる。
 適正な光の強さは1~4万ルクス位の範囲にあると言われているが、実際の現場でこれを維持するには通常二枚の遮光ネットを頻繁に開閉する必要がある。遮光ネットが固定であったりペイントによる遮光は、朝夕や曇天時の貴重な光まで遮光してしまう。

 理想的な遮光は四万ルクスを越えるような強光線は遮光して、それ以下の光は100%取り入れたい。要するに、強い光は葉焼けの原因になるので遮光したいが、一日の積算日射量は多いほうが良いと言う事になる。

 

B 遮光管理の自動化

近年では自動化が進み、タイマーによる制御だけではなく、パソコンを使った遮光ネットの制御が行われるようになった。現在と過去15分間の光の量を参考にして遮光ネットを開閉する事ができる。手作業に比べ光を数値で捕らえ的確なタイミングで開閉する事ができる。
 人の勘に頼った管理はその時の気分で遮光のタイミングが変わってしまう。しかし、人間の勘がすべてにおいてパソコンより劣っているわけでわない。パソコンに遮光ネットを閉める照度を設定するが、季節が変わると設定値を変更しないと不満になる。
 冬は日照時間が短く気温も低く葉焼を起こしにくいので出来るだけ明るく設定したい。夏は日照時間が長く外気温も高いので葉焼を起こしやすい。そこで早いタイミングで遮光したくなるのである。夏は安全性を重視し、冬は採光を重視したい。人間は 季節やその日の気温に合わせて遮光のタイミングを調整しているのである。

C ファレノ栽培独自のロジック

パソコンを 使って遮光の管理をするには、外気温(季節)の変化に合わせて設定値を自動で補正するプログラムを作らなければならない。多くの環境制御機が販売されているが既製のソフトウェアーでファレノ栽培に適したロジックを持ったものは無い。ファレノ栽培に使用する場合、改良を加えるか専用の制御ロジックを開発する必要がある。

私どもの温室では、株式会社オーキッドシステムの制御ロジックを使っている。

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